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イデアなひととき
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プチ贅沢のススメ!

 

  一所懸命に頑張っている“自分”に対する「ご褒美」、これが、“プチ贅沢の真髄”である。今日も一日、世のため、人のため、会社のため、家族のためと東奔西走、目一杯働いて、確かにちょっぴり満足感もあるけれど“くたびれたなぁ~”と思ったら、迷わず“プチ贅沢”をし、“メンタル・ビタミン”を摂ることをお勧めしたい。

  太平洋戦争の末期、「贅沢は敵だ!」という軍部の宣伝があった。でも、人々は、そんなポスターの「は」と「敵」の間に、「素」と書き入れて回ったという。たかが贅沢、されど贅沢、文化レベルの高さはこんなところに現れるのである。ただ、「お金なんか使い放題だ~!」という訳にはいかない我々のために、少しだけ“贅沢”の実態について追求してみたい。

  そもそも“贅沢”とは、「贅沢な時間」なのか、「贅沢な空間」なのか、それとも「贅沢な物」なのか。正解はないのだろうが、おそらく“自分”が心地良いなぁと感じる“非日常的な瞬間”こそが“贅沢”の実態だと思われる。だからこそ、「小原庄助さん」が好んだという「朝寝・朝酒・朝湯」が“贅沢”の代名詞と成り得るのだ。世の中の大半の人々がせっせと働き始める時間という“日常性”に対して、まさにその同じ時間に、“ぬくぬくと”暖かい布団に包まって寝ている自分の“非日常的”な在り様が“贅沢”なのではないか。

  学生だった頃、とある古道具屋の店先にある“古ぼけたランプ”に魅せられてしまった。この“ランプ”にオイルを入れ、千変万化する“炎”の揺らめきを見つめていたいという衝動にかられた。散らかった我が机には、およそ似つかわしくない“代物”ではあったが、これを見つめている瞬間こそが、焦燥感漂う思春期の、“贅沢”そのものだったなぁと懐かしく思い出される。

  “メンタル・ビタミン”って何?と思われたあなたに少々ご説明を! 実は、“メンタル・ビタミン”とは、精神カウンセリングの最先端を行くアメリカでは、正式用語として通用する。その意味は、ずばり「自分で自分に掛けてあげる“魔法の言葉”」である。その内容とは、「頑張っているなぁ~!自分」、「成功するような予感がするなぁ~!自分」などなど、自分を大切に思い、勇気が湧いてくるような言葉を自ら選んで自分に掛ければ、自然に“疲れた心”は癒されるのだそうだ。自分を大切に出来る人間だけが、他の人々も大切にすることが出来る!

文 国影 譲

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